【*このページは2018年9月10日に更新されました。】
こんにちは。シンバです。
みなさま、ヘアドネーションという活動をご存知でしょうか?
おそらくこのページを読まれている方はヘアドネーションのことはご存知の上で、「実際にどのくらいの長さがあれば寄付できるのか?」
また、「クセ毛だけど自分自身の髪質でもできるのかな?」「カラーやパーマをしているけれどダメージがあっても大丈夫なのかな?」など、色々な疑問があってこちらのページに来ていただいたのではないかと思います。
そこで最近だんだんと認知度が上がってきていますが、まだまだ詳しくはご存知ない方もいらっしゃるので書いてみようとおもいます。
申し遅れましたが、現役で原宿で美容師として働いています、シンバカズヤというものです。
これまで50人以上の方のヘアドネーションのカットを担当させていただいてきた経験や知識を踏まえてなるべくわかりやすくヘアドネーションの実際や、調べただけではわからないことも解説させていただきたいと思います。
この記事を通して一人でも多くの方がヘアドネーションへの理解や興味を持っていただいて、参加してくださるかたの不安などを減らせればと願っております。
*かなり長い記事になっておりますので、手っ取り早く規定や注意事項を知りたい方は下記の目次から目的の見出しまでとぶと便利です。
また、このページにたどり着いた方でヘアドネーションのできるサロンを探している方向けのページを作成しました。よろしければご覧くださいませ。
まずヘアドネーションってなに??
ヘア=髪の毛
ドネーション=寄付
そのままですが、切った髪の毛を寄付するボランティア活動をヘアドネーションと言います。
通常は美容室などでカットした髪の毛は産業廃棄物として処理されます。つまりゴミになるんですね。
ところが世の中にはそういった髪の毛を切に必要としている人たちもたくさんいます。
病気や事故、抗がん剤の副作用など・・・理由は様々ですが自分自身の髪の毛を失ってしまった人たちです。
そういった人たちの中でも特に「18歳以下」の子供達のために医療用のフルオーダーメイドのウィッグを無償で提供する活動です。
なぜこういった活動が始まったのか?また今注目されているのか?
そもそもヘアドネーションが始まったのは海外からです。
ちょっとどこの国からというのは把握していませんが、やはりどの国でも髪の毛がなというのがどれだけ重大なことかの表れだと思います。
日本国内では Japan Hair Donation & Charity(通称:ジャーダック・JHDAC)というNPO法人が2009年から活動しています。
これだけみても日本国内ではまだまだ歴史の浅い活動です。
最近でこそテレビや新聞などで取り上げられたり芸能人の方が参加したことで話題を集めたりで認知度が上がってきていますが、僕はが初めてヘアドネーション希望の方のカットを担当させていただいた頃(3年前くらいかな・・・)は美容師さんでも知っている人はほとんどいませんでした。
しかしどうして髪の毛なのか?
理由はいろいろあると思いますが、単純に人間の髪の毛=人毛が非常に高価だからです。
どのくらい高価か調べました。
ヘアドネーションの規定と同じ31cmくらいと仮定して、黒髪(ダメージが少ない)でストレートヘアだと・・・なんと1kg で¥58500!!(税抜)
いま現在の税率で合算すると¥60000オーバーです。たけぇ・・・。
(参考にさせていただいたのはこちらのサイト → 人毛・髪の毛 買取・全国販売・通販 tamtam)
おそらく値段は変動するでしょうし、どちらかといえば値上がりし続けています。
僕が美容師になった10年以上前と現在で比べると、美容師が練習に使うカット用の人毛マネキンなんかでも2倍近く値段が上がったものもあります。でも髪の毛の品質は悪くなっているし、長さも短くなっています。
(参考までにこれが練習用のウィッグですが、昔は¥4000前後で買えた気がします。もちろん型番など変わっているので単純比較はできませんが・・・)
素材だけでこの値段です。
ちなみに1体のウィッグを作成するのに必要な毛束の数は約30人分だそうです。
ここにウィッグの製作費用として1体分で最低でも約10万円ほどの費用がかかります。
ということはもし仮にフルオーダーメイドのウィッグを購入するとしたら優に数十万円はしますね。
なかなかここまで高価なウィッグは買えません。
しかも人毛のウィッグって消耗品です。
そういった背景から本来は自分自身でウィッグなどを購入できない子供たちのために、どうせ切って廃棄されてしまうならその髪の毛を提供しよう!というのがヘアドネーションの始まりだと思います。(推測です。)
また、自分の体の一部を提供するという意味でのボランティア活動の中では比較的参加しやすい部類であることも注目を集めている理由の一つだと思います。
また最近では芸能人の方などの参加も話題になったりしましたよね。
水野美紀さんや柴咲コウさん、ベッキーさんなどロングヘアが素敵だった女優さんたちがバッサリ髪の毛を切ってイメチェンのみならず、ドネーションに参加したことをSNSなどで明かしたことも注目度が上がったきっかけだったと記憶しています。
こちらはなんと15cmからできるヘアドネーションのようです。ごく最近始まったようで僕自身は提供したことはありませんが、「髪の毛が短いけど協力したい!」という方は1度検討されてみてもいいかもしれません。どうやらフルウィッグではなく部分ウィッグの提供もされているようで規定の長さが短くても良いようです。詳細が知りたい方は上記のリンクからどうぞ。
具体的なヘアドネーションの規定は?長さや条件について
さて、本題のヘアドネーションをするための規定や決まりについて解説していきます。
先に結論からお見せします。
・長さは31cm以上の長さがあること
・完全に乾いた状態の髪の毛であること
・切り口をゴムなどで束ねてあり、一人分づつまとまっていること
・引っ張っても切れない髪の毛
これだけです。
おそらく1番のネックは最初の「31cm以上の長さがある」ではないでしょうか?
逆にいえばこれだけクリアすれば誰でも寄付することができます。
どうですか?意外にあなたにもできそうじゃないですか??
この規定の部分に関してはかなり質問や問い合わせが多い部分ですので、順をおって解説していきます。
長さは31cm以上の長さがあること
長さに関しては厳密にいえば12インチ=30.48cmとなっているそうですが、普通の定規などではそこまで計れませんよね。
なので31cmと表記されているのだと思います。
通常の30cm定規+1cmあれば寄付できるということですね。
よく定規がないからわからない・・・というような相談も受けるのですが例えばA4サイズの用紙などは長辺が297mmです、つまり約30cmなのでプラス1.3cmで規定の長さになります。
他にも1000円札が長辺が15cm、10000円札が長辺が16cmだそうなので、2枚合わせて計れば31cmになります。
どうしても定規がなくて長さを計りたいときには参考にしてみてください。
また「どのくらいで31cm伸びますか?」という質問も多くいただくのですが、大体の平均で1ヶ月1cmほど髪の毛が伸びます。
すると、31ヶ月なので12ヶ月で割ると・・・2年と7ヶ月ですね。
それから気をつけておきたいのは、ドネーションした後の仕上がりの長さにこだわりがある場合には気持ち長めに伸ばしておいた方が良い、よいうことです。
これはなぜかというと、美容師さんがドネーション用の長さを切るときにはかならず仕上がりの長さより少しだけ長めに切ります。
じゃないとヘアスタイルが作れない、つくりにくくなるからです。
僕の場合は最低でも2~5cmくらいは長めに切ります。
(過去にギリギリで切りすぎて最初に話していたよりもかなり短い髪型になってしまったこともありました・・・)
なので、「どんな長さになってもいい!」「取れるだけ長さを取ってほしい!」とかでなければ自分が希望するよりも少しだけ長めになるまで待ったほうがいいかもしれません。
詳しくはヘアドネーションするサロンで相談して見るのをおススメします。
完全に乾いた状態の髪の毛であること
こちらは衛生面での注意事項というか規定ですね。
髪の毛って濡れたままにするとカビが生えたり、ニオイを放ちます。
主に微生物や細菌の増殖によるものだと思われますが・・・髪の毛はタンパク質が主成分なので、濡れていると腐ります。
当然、ウィッグって人が使うものですから腐っていたら使用できませんよね?
また全部が濡れていなくても一部分だけ濡れているような場合も要注意です。
ジャーダックに送るときなどにジッパー式のビニール袋などを使用することが多い(密閉される)ので、少しでも濡れている部分があるとやはりそこから腐敗する恐れがあるので注意しましょう。
ここからは僕の想像ですが、一部でも髪の毛にカビなどが生えていたら、その方の分の髪の毛は丸ごと廃棄です、きっと。
そうなるとせっかく長い時間をかけて伸ばした髪の毛がムダになってしまうので本当に気をつけたほうがいいポイントです。
それから美容室でヘアドネーションする際には、当日でなくても良いので事前にしっかりとシャンプーをしておくことをおススメします。
また、当日は整髪料などのスタイリング剤の使用も控えましょう。
洗い流さないトリートメントやオイル程度なら大丈夫です。
なぜかというと、おそらく美容室ではドネーション用の長さを切る前には髪の毛を濡らしたりしません。(というかしたくない、はず。)
先に書いたように切った髪の毛を送るときには完全に乾燥していないといけません。
が、濡れている髪の毛って後から乾かせないんですね。ドライヤーあてているとせっかく束ねた毛束が散ってしまうし、ゆっくり自然乾燥させているヒマもないのが実情です。
だいたいは切ったらまとめてすぐにビニール袋などに入れてしまうはずです。
一人分づつ分かれていないといけないはずなので・・・。
つまり美容師的には乾いている状態でドネーション用の長さを切ってしまい。そのあとにシャンプーなどをしてヘアスタイルを作っていくのが理想です。
(あくまで僕の場合はですが・・・)
乾かすなら、切る前に乾かすのが最も確実です。
なのでベストはサロンにいらした時の状態が、
- 髪の毛が汚れていない
- 乾かす必要がない
のがベストです。
サロンにいらしてからシャンプーをして、さらに一度髪の毛を全部乾かしてからドネーション用にカットして、そこからヘアスタイルを作る・・・
これだと髪の毛が長い分シャンプーにも乾かすのにも時間がかかってしまい、結果的に時間がかなりかかってしまいます。
過去に実際にあったのは・・・
・しっかりワックスがついており、シャンプーしないと取れないような状態
などなど。
こういった「乾いていないといけない」という規定も意外に知られていないのでちょっと気にかけていただくとよろしいかと思います。
切り口をゴムなどで束ねてあり、一人分づつまとまっていること
ジャーダックのサイトを見ると、
「細い毛束でまとめる場合には切り口から1cmほど上でまとめる」
「太い毛束でまとめる場合には切り口から2cmほど上でまとめる」
としてあります。
まとめるゴムの数などに関しては記載はありませんが、個人的には最低でもカットする切り口の根元部分に1箇所、毛先の部分での1箇所をゴムでとめるとカットしやすく、また切り離した後にもバラバラになりにくくておすすめです。
長さがある場合にはさらにその毛束の真ん中らへんでもう1箇所ゴムでとめたりします。
毛束の数は毛量にもよりますが、だいたい2~4本くらいに分けてカットします。
仕上がりの髪型によっては場所によって長さが違う(例えばサイドの方が短くなるのでより長さを取れる)のでそれに合わせてしばる場所を変えたりもします。
そして全部カットしたらそれらをひとまとめにして1人ぶんづつまとめておくということですね。
これに関しては、おそらくですがジャーダックの方で届いた髪の毛を仕分けするのでしょう。
そのときにある程度の基準のもとに仕分けするのだと思います。
(想像ですが、長さも含め髪の太さやクセの有無、パーマやカラーの履歴など・・・etc)
そのときにバラバラよりも個人単位でのほうが判断や仕分けがしやすいのではないでしょうか。
そう考えるとゴムでとめる箇所もなるべく少ないほうがいいのかもしれません。
引っ張っても切れない髪の毛
最後の規定ですが、こちらは髪の毛の質に関しての規定です。
わかりやすく言えば「ダメーシしすぎている髪の毛はダメ」ということですね。
でもこれってかなりのダメージがないとこうはなりません。
縮毛矯正を繰り返していたり、ブリーチを何度もしていたり・・・
よほどハードな施術を繰り返していなければまず大丈夫でしょう。
自身でチェックするのも簡単です。
引っ張ってすぐちぎれたりしなければまず大丈夫です。
ちなみに僕の経験では、髪質を理由にヘアドネーションをお断りした方はまだいらっしゃいません。
ヘアドネーションをするにはどんな方法があるのか?自分で?美容院で?
では次にこちらに関して解説していきます。
こちらも考えられるパターンを先に書いておきます。
- 自分でカットして自分で郵送する
- 美容院でカットして自分で郵送する
- 美容院でカットして郵送はお店に任せる
ほぼこの3パターンでしょう。
自分でカットして郵送はサロンにお願いする・・・というパターンもなくはないですがサロン側からするとあまりメリットないので現実的ではないかも・・・。
では一つづつ解説していきます。
自分でカットして自分で郵送する場合
チャレンジ精神旺盛な方は結構やってみている方もいらっしゃるようです。
あくまでネットで検索してみた感じですが・・・。
さて手順としては、
②髪の毛を数本の束に分けて、カットする位置に合わせてゴムでしっかりととめる
③ハサミでカットする
④カットした毛束をひとまとめにしてビニール袋などに入れる(密閉推奨)
⑤JHDAC(ジャーダック)宛に郵送
このような流れでしょうか。
また、郵送する前に「ヘアドナーシート」というご自身の情報や髪質に関してのアンケートのようなものをJHDAC(ジャーダック)のウェブサイトからダウンロードしてプリントアウトし記入して同封することで、髪の毛が届いた際の仕分けがしやすくなるそうです。
お時間に余裕があればぜひ記入してみるのがいいのではないでしょうか。
また、お礼状が欲しい方には返信用の封筒などを同封することで返信をもらうこともできるようです。
この辺りの関しては送付先も含めてJHDAC(ジャーダック)のウェブサイトで詳しく説明されているのでより詳しく知りたい方はリンクからどうぞ。
美容院でカットする場合
こちらでは美容院でカットする場合の方法や流れを解説していきます。
「美容院でカットして自分で郵送する」場合はカットした後の流れは上記の自分で全て行う場合と同じですので一旦割愛します。
ではまず美容院でカットする場合にも「ヘアドネーション賛同サロン」でカットする方法と「賛同サロンではないサロンでカットする方法」の2パターンがあります。
なので言ってしまえばヘアドネーションは(ほぼ)どこのサロンでも出来るということです。
JHDAC(ジャーダック)側では特にどこのサロンでしか行わないでくださいなどのような制限はしていないのです。
ただし、ほぼと書いたのは「美容室側から断られる」ケースもあるから、ということです。
ボランティアですのであくまで参加は任意。つまり自由です。
美容室側からすればどうしても通常のカットよりも行程や手間が増えます。つまり時間がかかります。
慣れていなければ余計に・・・ですね。
またドネーション希望の方の場合、カット前とカット後のご自身の写真撮影を希望される方が非常に多いので更に時間がかかりやすかったりします。
なので中には事前に相談すると「ウチではちょっと・・・」といったこともあるようです。
そのあたりもふまえてそれぞれ「ヘアドネーション賛同サロン」でカットする方法と「賛同サロンではないサロンでカットする方法」について解説していきます。
ヘアドネーション賛同サロンでカットする場合
こちらの方法が1番確実でしょう。
ドネーション賛同サロンなので手順や注意点なども把握しているところがほとんどです。
こちらのページからエリアごとに掲載されていますので、ご自宅の近くで賛同サロンがないか一度確認してみてはいかがでしょうか?
しかしこれ・・・本当にすっごく増えたなぁ・・・という感じです。
3~4年前くらいには数十軒くらいしか記載がなかったのにと思うと、確実に周知され活動自体が広まっている証拠ですね。いいことです。
そしてドネーションの流れ自体はご自身でされる時とさして変わらないかと・・・。
基本的には予約する時に「ヘアドネーション希望です」と伝えておくとスムーズです。
あとは事前に決めておいた方がいいことを確認しましょう。
・最終的な仕上がりの髪型の希望がある場合には画像や写真などを用意しておく
・髪の毛は自分で送るのか?お店に送ってもらうのか?
このようなところです。
僕自身の経験上ですが結構な確率で「仕上がりはなんでもいい」とおっしゃる方がいるのですが、実際には「なんでもよくはない」ことの方が多いです。
仕上がってから「こんなはずじゃなかった・・・」とお互いにならないためにも希望の髪型がない場合は逆に「こんな髪型はイヤだ」というのだけでも伝えておくとよりスムーズにカットがすすむと思います。
賛同サロン以外でカットする場合
このパターンというのは「自宅近くに賛同サロンがない」とか「行きつけのサロンで切りたいけど賛同サロンではない」とかっていうパターンが多いのかな・・・と思います。
このパターンでヘアドネーションをするには若干の下調べと準備が必要です。
- まずどこのサロンにお願いするのかを決める
- お願いするサロンを決めたらヘアドネーションしたい旨を伝え、対応してくれるかを確認する
- 事前に準備できることはして行く
- 郵送は基本的には自分でする
流れとしてはこのような感じでしょう。
では順を追って説明いたします。
まず①ですが、先にサロンをきめましょう。
行くつけのサロンがあるならば、そこで対応してくれるか相談するのが最善です。
ただしあくまでも「ボランティア」ですので無理にお願いはできません。
しっかりと説明して、理解が得られるようにしましょう。
また、行きつけのサロンがなかったり断られたりしてしまった場合。
出向くことが可能な範囲で好みの美容院を探しましょう。
また今はインターネットでいくらでも検索できる時代ですので、
「地名や駅名+ヘアドネーション」で検索してみたり、各種SNS(わかりやすいのはInstagramなど)でハッシュタグで同じく「#ヘアドネーション」などで検索するとかなりの数の写真や画像が出てくるはずです。
例えばですが、こんな感じ↓↓
その中で好みのヘアスタイルを作っている美容師さんや、ある程度積極的にヘアドネーションをしている(アップしている写真の枚数が多いなど)美容師さんを探してみるのもいいでしょう。
サロン名を公開していたら、それも検索すればほぼお店の場所や雰囲気などもわかるはずです。
そうすると決して賛同サロンのリストに名前がないサロンであっても、対応してくれる美容室を探しやすいはずです。
さて②ですが、そのようにしてお願いしたいサロンが決まったら必ず電話で予約と同時にヘアドネーションをしたい旨を伝えて、実際に対応してくれるか確認しましょう。
(*賛同サロンは別かもしれませんが、正式に対応を表明していないサロンではネット予約ではなく電話で確認するのがおすすめです。)
③は必ず明確に何センチくらい寄付したいのか、前述ですが希望の仕上がりや、あまりドネーションに慣れていない美容師さんであればJHDAC(ジャーダック)のウェブサイトのカットの仕方が記載しているページなどをプリントアウトして持参するのもいいかもしれません。
口頭で説明するよりもはるかに伝わりやすいと思います。
そして④も詳しいやり方は前述ですので省略しますが、切ってもらった髪の毛は自分自身で持ち帰り、JHDAC(ジャーダック)に郵送しましょう。
ジッパー付きのビニール袋などを持参するといいかもしれませんね。
髪の毛が短くてもできる!ヘアドネーションへの協力方法
ここまでは実際にヘアドネーションに「ヘア=髪の毛」で協力するための方法を紹介しました。
しかしながら髪の毛はすぐには伸びませんよね。
だからこそ価値があるのですが・・・。
中には「今の髪の毛は短いけどすぐに何か協力したい!」「なかなか自分自身の髪の毛はは伸ばせないけど、別の形で何かできないか?」
例えば、職場や学校などの決まりで一定以上の長さには伸ばせなかったり、男性でも協力したいけどやはりなかなか現実問題むずかしい・・・
でも実際は、そういった方々でも協力できます。
募金という方法
わかりやすいですね。ですが非常に重要な要素です。
JHDAC(ジャーダック)の活動にも当然ながらお金がかかっています。
先にも書きましたが、ウィッグを1体を製作するにあたって約10~15万円ほどがかかっているようです。
素材である髪の毛の値段を差し引いてもその値段・・・。
目安としては一人分の毛束をウィッグに使用できるようにトリートメント処理(太さや色、クセの有無やダメージの度合いなどを均一にする)をするのに約¥3000ほどかかるそうです。
この値段を寄付と同時に(もちろん別でも)募金してもらえるとウィッグへの加工がスムーズになるようです。
これなら誰でもできますね。
募金の方法は、
・JHDAC(ジャーダック)宛に銀行振込
だそうです。
詳しい活動の流れや振込先などはこちらから確認してみてください。
ボランティアスタッフという方法もある
これも立派な貢献の形ですよね。
JHDAC(ジャーダック)があるのは大阪市なので、実際に参加できる人は限られてしまうかもしれませんが、興味がある方はぜひ参加していかがでしょうか。
基本的には20歳以上の方が対象のようです。
*未成年の場合は保護所同伴ならば参加可能のようですが、要確認。
詳細は下記から確認してみてください。
実際に僕が担当させていただいたヘアドネーションのお客様の施術事例
ここで過去に僕が実際に担当させていただいた方の施術事例を紹介します。
各記事ごとになっているのでやや面倒かもしれませんが、興味がある方や実際のビフォアアフターなどが見てみたい方はご覧下さいませ。
興味ない方はスルーでOKです。
たくさんあってすみません・・・。
これでもほんの一部です。
ヘアドネーションに関してよくある質問
さてここでは実際にヘアドネーションに関していただく質問を紹介していきたいと思います。
僕自身が施術するとしたら、といった視点からですが参考までにどうぞ。
この中になくて、気になることがある方はお答えしますのでいつでもご相談くださいませ。
どこの美容院に行けばいいかわからない方へ
僕自身も現在勤務しているサロンは賛同サロンではないのですが、個人としてヘアドネーションのカットを受け付けております。
(ただし、31cm以下のヘアドネーションは受け付けておりません。)
場所はJR原宿駅から徒歩3分くらいの場所になります。
値段は通常のカット料金と同じ¥7000(税抜)です。
また、ヘアドネーション ご希望の方には特典などもご用意しております。
以下のページからご確認くださいませ。
ご予約ご希望の方は以下のボタンからどうぞ!
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございます!
書いていたら非常に長い記事になってしまいました。
きっかけは徐々にではありますが広まりつつあるこの活動を少しでもサポートできればと思ったのが一つ。
また実際にヘアドネーションに興味はあるんだけど・・・という方からの質問や相談が多かったので「これは細かくまとめたら、そういった方達やひいてはウィッグの提供を望んでいる子達の役に立てるのでは・・・?」と思ったのがもう一つです。
まがりなりにも多くの方々の髪の毛を実際にヘアドネーションという形でカットをさせていただいてきました。
その経験や知見が少しでもお役に立てると嬉しいです。
また、この記事を見ても解決しない相談や質問は随時受け付けておりますので遠慮なくご連絡くださいませ!