ヘアカラーは髪の内部のものが流出する
そもそもヘアカラーやパーマというのはどういうことなのか?
どういう仕組みなのか?
難しい説明は省きますが、かんたんに言ってしまえば「化学的な処理、加工」です。
いつもご説明しているのですが、髪の毛って繊維の一種です。
要はコットンとかウールとかシルクとか・・・分類上は一緒なんですね。
つまりは形や見た目は違いますが、洋服や布や糸と同じようなものです。
布や糸も染めたりシワ加工、逆にシワがつきにくくするような加工を施したりしますよね。
あれと同じです。
で、もれなくこれらの処理は髪の毛の内部に働きかける化学処理です。
つまり髪の毛の中身に対してカラーも染まったり、パーマがかかったりしているわけですね。
そして、どんな処理でも薬剤を使用する以上髪の毛の内部の成分を少しづつ流出させていきます。
これが俗にいう「髪の毛のダメージ、傷み」なわけです。
染まったりかかったりしている部分は傷みで減っていく
ここまで説明するとお分かりになるかもしれませんが、ダメージで徐々に髪の毛の中身が減っていくと・・・当然色は抜けやすくなるし、パーマは取れやすくなります。
なぜか?
染まる部分が、かかる部分がなくなっていくからですね。
今回に場合で言えばブリーチはカラーリングの中でも色を抜く力、つまりダメージが比較的大きい施術です。
ダメージが大きいということは、その分中身が抜けてしまう割合が大きいということです。
明るさや薬剤の種類、実際の施術の行程にもよりますが通常のカラーリングに比べたら倍以上違うこともあり得ます。
となると、いかにブリーチがパーマを取れやすくする可能性が高いかはお分かりになられるかと思います。
もちろん髪質やパーマの種類やかけ方など・・・ブリーチしから必ず取れるというわけではありませんが、ほぼ必ずゆるくはなってしまいます。
トリートメントをしようがしまいが、いいシャンプーを使おうが使うまいがあまり関係ありません。
もちろん何を優先したいのかによるのですが、パーマをかけたばっかりやもたせたい時には極力ブリーチは控えたほうがいいでしょう。
そういう意味では施術の順番や髪の毛に対して同時にできること、できないことを考慮したヘアスタイルのプランニングって非常にたいせつです。
参考にしてみてください!
お役に立てれば幸いです。