髪質を決める要素は?
なんで自分の髪質は直毛なのか?
あるいはくせ毛なのか?
一度は考えたことがある疑問だと思います。
「遺伝」といってしまえばそれまでですが、たくさんある要素を分解していくと、具体的な原因が見えてきます。
ざっくりですが、髪質を左右する要素このような感じだと思います。
- 人種
- 髪の太さ
- 毛穴の形状
- ホルモンバランス
遺伝という要素の中にもこういった細かい要素が隠れていて、それらが複雑に絡み合って髪質を決定しているのだと思います。
ただこれらはあくまで先天的なもので、後天的に髪質を変化させる要素もあると思いますが、それはまた別の記事で。
人種と髪の太さ
これはそれぞれに関係しあってると思うのですが、日本人は世界的にみてもかなり髪の毛が太い人種です。
これは花王が各国・地域女性の毛髪の太さ(短径)を調査した結果である。米国(調査対象574人)やドイツ(同595人)の平均値は0.050~0.055ミリ程度と細く、メキシコ(同148人)の0.065~0.070ミリ程度、フィリピン(同7843人)の0.070~0.075ミリ程度と徐々に拡大。台湾(同957人)と日本(同7580人)はともに0.080ミリ程度で、東アジアに向かうほど太くなる傾向が読み取れる。
出典: 日本人の髪の謎 太くて直毛なのにはワケがある|エンタメ!|NIKKEI STYLE
髪の毛は太いほど断面が丸に近づきやすくなり、細いほど楕円になりやすいです。
直毛は断面が丸に、くせ毛は楕円に近いこと傾向があり。こういった要素が髪の毛の質に影響を与えていると考えられます。
毛穴の形状
また、毛穴の形にも個人差があり、これらが髪の毛の形に影響を及ぼしていると言われています。
分かりやすくいってしまえば、毛穴がまっすぐだと髪の毛もまっすぐに、毛穴が曲がっていたり歪んでいると髪の毛も曲がっていたりするくせ毛になります。
毛髪の構造は、毛穴の形状で決まります
直毛とくせ毛では、毛髪の構造が異なります。
では、この違いはなぜ生まれてしまうのでしょうか?
さまざまな研究により、毛穴の形状によって変化することが分かっています。
頭皮内部の毛穴がまっすぐであれば、髪はまっすぐ均一に伸び、直毛となります。
毛穴が歪んでいたり、曲がっていたりすると、そこを通る過程で髪の成長が不均等になり、髪にうねりやねじれなどが起こるのです。
すると生えてきた髪はくせ毛になります。
出典: くせ毛と直毛、毛髪内部の構造が違うって本当ですか? |アンファースカルプDボーテ公式サイト
また、これに関しては先天的なものが大きいと思われますが、後天的な原因で変化することもあるようです。
ホルモンバランス
もっとも影響が大きいのがこれかもしれませんが、髪の毛は女性ホルモンの影響を大きく受けています。
直接的にくせ毛か直毛かには影響しませんが、髪の毛の太さや質などに多大な影響を及ぼします。
こちらも先天的なものが大きいのですが、女性の場合は思春期、出産時、更年期などのタイミングでホルモンバランスに変化があることがほとんどなので、そういったタイミングでの髪質の変化も起こりやすいと言えるでしょう。
このように、元々の髪質は体質などと一緒で根本的に変えることは難しいのですが、どう扱うかによって見え方や扱いやすさはかなり異なってきます。
自分自身の髪の毛の特徴を知って上手に付き合えるのが理想ですね。
参考にしてみてください!
お役に立てれば幸いです。