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同じ色でも毛先が暗くなる理由は
ざっくりとですが、毛先が暗く見えるのにも2パターンあります。
②毛先のダメージが原因で過剰に色が入り過ぎてしまったパターン
ほぼどちらかのパターンになると思います。
①に関しては以前別の質問で解説した記事があるのでよろしければご覧下さい。
[kanren postid="2929"]今回は②のパターンに関して解説していきます。
ダメージの原因にもよるのですが、髪の毛ってのり巻きみたいな構造をしています。
芯になる具材があって、ご飯粒がタンパク質、外側のノリの部分がキューティクル。
カラーは基本的にこのごはん粒のところに染まっていくことで色が変わって見えます。
通常の健康な髪の毛はそうなのですが、ダメージがある程度蓄積している髪の毛はやや構造が変わってしまっています。
ご飯粒が少なくなっているんですね。
髪の毛がダメージするっていうのはそういうことです。
中身が流失して減ってしまっている。
そうすると、空洞や隙間がたくさんあるわけです。
そこにカラーリングを施していくと、当然すきまや空洞があるところに色素はたくさん流れ込んでいくんですよね。
するとどうなるか?
たくさん色素が入ったところは濃くなります。つまり暗く見える。
これが②の色が入り過ぎてしまうパターンの正体です。
なので求める仕上がりの色味にもよるのですが・・・こういった毛先のダメージが顕著な場合にはその部分に使用するカラー剤の色味を薄めて塗布することが多いです。
そうすることで、色素自体の入り込む量は一緒でももともと薄めの色素ならば、暗く見えない。(実際は暗く見えないように薄め方を調節するんですけどね)
こういった工夫で美容師さんは根元から毛先まで、均一に染められるようにしています。
ご自身でできるポイントとしては、それまでにしてきた施術の履歴(特に縮毛矯正やブリーチなど、割と大きなダメージを伴う施術)をしっかりと美容師さんに説明しておくことです。
時期なども詳しく説明できるとよりいいですね。
参考になりましたでしょうか?
お役に立てれば幸いです。