日焼けの後は
お肌と一緒で髪の毛も日焼けします。
さすがにCMなどでもそういったことを謳うアイテムも増えてきているのでご存知の方も多いとおもいます。
ただし、日焼け止めの話はたくさんありますがもし焼けてしまったらどうすればいいのか?
4.髪と紫外線
紫外線の毛髪への影響
毛髪は紫外線により乾燥、強度の低下、表面の粗雑化、色素や光沢の消失などの影響を受けます。
しかし、その機構はまだ詳しく解明されていません。通常、紫外線が毛髪に当たると紫外線は吸収され、毛髪を構成しているアミノ酸(シスチン、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファンなど)が酸化されて別の物質に変化してしまいます。こうなることで、毛髪を構成しているケラチンタンパクがダメージします。
また毛髪のS-S結合が切れ、酸化によってシステイン酸(SO3H)が生成することでも毛髪がダメージします。
プールや海水浴などで髪が濡れた状態で紫外線を浴びるとシステイン酸の生成が加速され、さらにダメージが大きくなります。
出典: 【毛髪】紫外線と毛髪について| 毛髪研究 最前線|デミ コスメティクス
このように、しっかりとした原因やダメージのメカニズムは分かっていませんが、やはり内部のタンパク質が変質・流失してしまうのと、ダメージの原因になるものが生成されてしまうんですね。
他のヘアケアと同様ですが、こういった一度おこってしまったダメージは根本的には直せません。
なので予防である「日焼け止め」のお話ばかりが世の中に多いんですね。
具体的にはどうする?
基本的には保湿を中心に、しっかりとトリートメントなどでお手入れしましょう。
なるべく洗い流さないトリートメントなども使用して髪の毛のコンディションを早く整えることが大切です。
上で述べたように、根本的には傷みが直るわけではありませんが髪の毛が傷んでいる状態で放っておくと、余計にダメージが進行しやすくなります。
ニットやシャツなど洋服でも、ほんのちょっとでもほつれたりしてきたら早めにほつれをなおしたりケアしないと余計に広がったり、目立ってしまったりした経験はありませんか?
まったくそれと同じです。
なるべく早く、しっかりと対処するのが大切です。
そして、絶対これがいいというのはなかなかないのですが、こういった日焼け後のケアを謳っているものが少ない中でおすすめはこれです。
シャンプー、トリートメント、洗い流さないトリートメントですね。
全部使う必要はないかもしれませんが、トライできるところから始めましょう。
夏も後半戦ですね。
参考にしてみてください!
お役に立てれば幸いです。