ベストな対処法は“髪が硬い原因”によって変わる
一口に言っても髪が硬い(もしくはそう感じる)といってもそれには理由があります。またその理由にも人それぞれいくつかあるのですが、どんな理由であっても上述のように適切な「油分」の補給は一定の効果があると思います。
なのでまずはそこを入り口にして、原因別にベストと思われる処方を説明していこうと思います。
まずは髪が硬い代表的な理由をまとめると・・・
・ダメージなどが原因による髪の毛の乾燥
・熱によるタンパク質の硬化
大概はこの3つに大別されます。
ではそれぞれ見ていきましょう。
元々の髪質が原因の場合
こちらに関しては1番多いのかも・・・と思うのですが基本的に髪の毛が太めであったり硬めであったりする場合です。当たり前っちゃ当たり前なのですが・・・
ここでポイントとなるのは
ではないということですね。相関関係はあるのですが必ずしも髪が太いから硬いというわけではなく太くても柔らかい髪質の方もいれば細いけど硬い髪質の方もいらっしゃいます。
おもにキューティクルの枚数や厚みが関係していると言われていますがその辺はまた別の機会に・・・。
話は逸れましたが髪質由来の硬さの場合にはやはり油分の補給が有効な場合が多いです。
方法としてはお風呂場でのトリートメントや乾かす前のトリートメントでのオイルタイプの使用などが効果的でしょう。
ただし髪質にあっているもの、というのが前提です。
ダメージなどによる乾燥が原因の場合
次に髪の毛のダメージなどが原因で乾燥している場合に起こりうる髪の毛の硬さの対処法です。
乾燥していると髪の毛は硬くなります。ちょっとデータ探したんですが出てこなかった・・・
これも肌に例えるとわかりやすいのですが、肌も乾燥すると硬くなりますよね?
関節の部分とか手の裏側、かかとなどが代表的ですが・・・。
髪の毛も肌の角質層という部分も同じ「ケラチン」というタンパク質が主成分です。
なのでおきてくる症状も似てくるんですね。
さて話がまた逸れましたがこのような乾燥が原因の場合の対処でも同じように油分の補給が効果的です。
ただし、乾燥しているというのは単純に水分が不足しているということです。ですが油分では水分の代わりにはなりません。
なので水分を一緒に補給してあげるのがより効果的なのですが水分そのものというよりかは水分を保持できるようにするための成分を補ってあげるのがいいです。
以下引用ですが・・・
髪が乾燥する原因
[ CMCの傷み ] 髪の内部にある、水分の通り道である「CMC」は、髪の水分を保つ機能を持っています。
しかし、パーマやカラーによってダメージを受けると、その機能が失われ乾燥の原因となります。
CMCには、タンパク質層と脂質層が存在し、タンパク質層がダメージを受けると水分量がすくなくなり、
脂質層が壊されると、水分を保つことができなくなります。
この「CMC」っていうのが重要だと言われています。
この辺は具体的にはなかなか難しいのですが洗い流さないタイプのトリートメントでいうならばオイルタイプよりもミルクや乳液タイプの使用が効果的です。
僕が使用したことのあるものの中ではこの辺とか・・・
オイルタイプのものを使用するならその上から使用するのが効果的。肌でいう乳液のようなイメージ。
繰り返しになりますが、こちらも髪質に合わせてというのが前提になります。
熱によるタンパク質の硬化が原因の場合
こちらに関しては個人的には最近はあまり聞かなくなったのですが・・・
・縮毛矯正をかけている
・デジタルパーマをかけている
・日常的にアイロンやコテなどの使用している
このあたりが理由になっている場合が多いですね。
髪の毛はタンパク質が主成分ですので熱には当然弱いのです。
以下引用です。
熱で髪が硬くなる原因
[タンパク質の変化] ドライヤーやヘアアイロン等により髪にくり返し熱が加わると、タンパク質が変性してリジノアラニン結合*が発生し、髪が硬くなります。
*リジノアラニン結合:毛髪を構成するアミノ酸であるリジンとアラニンの結合
Aujuaのサイトは非常に詳しく髪の毛の悩みに対しての原因や対策が書いてあるので興味ある方は覗いて見てください。
またまた話は逸れましたがこれらに関してもオイル系の油分をしっかりと補給してあげるのが重要です。
ただしこの熱による硬さ専用のものはAujuaのフィルメロウというラインしか僕は聞いたことがありません。
ネットでは売ってないので扱っているサロンで購入しましょう。
まとめ
以上が原因別の対策です。
いかがでしょうか?
なかなか自分自身での判断がつかない場合にはやはり美容師さんに相談するのがオススメですよ。
参考になりましたでしょうか?
お役に立てれば幸いです。
番外編
ちょっと余談にはなりますが・・・
スタイリング剤を使用できるならばそれでボリュームを抑えたりするのも一つの手です。
特にウェット系と言われるような質感のものはそういったことが得意です。
この辺とか・・・
このへんはおすすめ。
こいつも。
よければ参考にしてみてください。